❴旅立ってしまう側の気持ち❵
病気を患ったせいで障害者となり、そして1人になり
さらに人生に絶望した僕は、本当に色々な事を考えました。
この様な時は、マイナスな考えばかりが頭の中をぐるぐる(-_-;)
放射線治療が効かなかったらどうしよう…
もし今死んでしまったら…
母や祖母の今後はどうなる?
元妻に何か残せないか?
余命宣告をされた訳ではないのに
もしもの事ばかりを考えてしまう…
そんな中、ある事に気が付きました。
それは、[旅立ってしまう側の気持ち]
先に旅立った姉の事を思い出していると
だからあの時にあんな事をしたのか!と思う部分や
だからあんな事を言っていたんだ!と思う所が。
姉は、余命宣告をされた後に車を買い換えました。
そんな姉を見て、どうして今買い換える必要があるのだろうか?と思っていましたが
やっと、その理由を理解する事が出来ました。
車を買い換える以前の、姉の車は軽自動車で
義理の兄の車は、5人乗りの普通車だったので
皆で出掛ける際は、2台に別れて移動していました。
なので、姉はワゴン車を購入して皆で一緒に移動出来る様にした事で
共通の思い出が少しでも多く、皆の中に残る様にと車を買い換えたのだと思います。
そして、かなり堅実主義だった姉が
急に、コインランドリーを開業したいと言い出した事がありました。
しかし、家族はみんな猛反対しました…
今では、何故そんな事を言い出したのか
とても理解が出来ます。
何故なら、僕も同じ様な事を考えたから。
と言うか、今でも考えています^_^
姉は、自分が旅立った後の事を考え
金銭面で、家族に苦しい思いをさせないように
何かしらの収入源を残しておきたいと考えたからだと分かりました。
先に旅立ってしまう全ての人が思うのかは分かりませんが
僕が思うに、旅立ってしまう側の人は
自分の事よりも、残される側の人の
今後を心配するのだと思います。
それではまた!
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